嬉しい修了の形(声磨き@酒井佳世)

ご自身の声が好きでなかった受講生様。

トレーニングを始める際に言われていたのが、

「相手の心に染み込む様な声になりたい。」

でした。




始めた時は

*喉から上で発声

*声が口元で落ちている

*小さなささやく様な声

でした。



そして始めの頃〜前回までは

*違いがわかるが、何が良くて悪いか分からない

*実感が掴めない

*好きではない事はやりたくない

*自分のテリトリーから外に出たいと思わない

と言われていました。



そこで、今回は第1クール最終の第4カリキュラムと言う事もあり、

内容も決まってはいたのですが、

受講生様のなりたい声を出していただこうと決めました。



これは新しいトレーニング方法である

「ボイス・アレンジ」コースに元ずく方法です。



現状の声の

音の響き


リズム

音程

抑揚

を「なりたい声」に変化させるトレーニングです。



勿論、基盤ができていないと

「課題」となるトレーニングが

何故必要かも体感頂けるので

第2クールにも繋がっていきます。




そして、この受講生様の課題は

既存のカリキュラムである

第4カリキュラム「発声力(腹圧)]

にも必要性もご理解頂けました。



更に、現状の「声」の詰まりや掠れの

要因であるストレス箇所から

今、受講生様の必要な声からのメッセージも

しっかり繋がっていきました。




何より、今日来られた時から受講生様の

醸し出される雰囲気が変わっていました。



明るい、クリアなイメージで

始終ニコニコされているんです。

私がお伝えする事も

すーと届いているのが分かり嬉しかったです。




第1クールをゆっくりと半年かけて

レッスンさせて頂き、

ご自身のテリトリーの枠を広げられたのを感じました。


通常1クールはレッスン4回なのですが、

受講生様のご希望で

理論と納得されるまでご説明も含め

1クールを6回でご受講されました。



こちらの受講生様は今回で修了されましたが、

笑顔になられた事と

フィジカル面での発声のコツを掴まれましたので

私は満足して修了とさせて頂きました。


「声磨き」は

「声」が本来の発声に近づく事

ご自身の「声」を好きになって頂く事

表現したい「声」のテクニックを掴んで頂く事

を基盤にしておりますが、

レッスンでは毎回

「笑顔」でお帰り頂く事を一番にしております。

それが、本来の声が出ている状態だからです。